ゼロの使い魔 7 銀の降臨祭
ヤマグチノボル (著)
兎塚エイジ (イラスト)
才人がある日突然『召還』されてしまった異世界ハルケギニア。使い魔として、ご主人様のルイズとともに参戦したアルビオンとの戦いは、ひとまず連合軍―ルイズたちが勝利を収める。すっかり戦勝ムードでアルビオンとの決戦に備える連合軍だが、才人は先日の戦闘のことを引きずって元気がない。ルイズは才人を励まそうと、ちょっぴり大胆な振る舞いもしてみるが、才人は上の空。ルイズは拗ねてしまい、そんな彼女に才人は「俺ふられた!」と思いこみ、またも関係はこじれてしまう。そこへ、超美少年のロマリアの神官が現れる。ルイズは才人への反発から神官に思わせぶりな態度をとりはじめ…。異世界使い魔ファンタジー、波乱の第7弾。
サイトとルイズの温度差
前回最後の作戦でサイトは初めて"戦争"というものを体験し、その時死んでいった名も知らぬ若き竜騎士達のことを思い、帰還後もずっと落ち込んでいた。ルイズらは"この世界"の人間として戦争と言うものを身近に感じているため、「哀しいけど」という思いはあるが「戦に死はつきもの」と割り切っている。
しかし"この世界"で生きてきた人間でないサイトにとっては、たとえ"戦争"であろうと周りの死について割り切れていなかった。
「死は哀しいけれど……。その、名誉の戦死よ。名誉の……。彼らは偉大な勝利のために。死んだの。だから悲しんだら、彼らが可哀想よ」
「本気で言ってるのか?そんなこと」
こんなことをいうルイズに違和感を感じ、ルイズとの距離感を感じたサイトだったが、ルイズだけでなく周りの貴族達は皆「名誉とは命より大切なもの」と言う──
ルイズと喧嘩
こ、こないだなんか、欲望に任せて奪おうとしたわ。
別に、まあ、それはいいの。よくないけど、いいの。許してあげるの。男の子はそういうことが好きなんだからしかたないの。
私は好きじゃないけど、ほんとに好きじゃないけど、ああ、ちょっとなら。
正直いうと、まあ、好きっていうんならしかたないか、とか思いました。
でも、何が『好き』よ。嘘ばっかりじゃない。好きだったらどうしてそんな風に冷たくするの?
おまけに、メイドにも手を出してるじゃない。
絶対他の子にも同じこといってるわ。ばか。きっとメイドだけじゃないのよ。ふんだー
許せない。嘘つき。きらい。きらいよ。
勝手に"振られた"と解釈し、振った癖に思わせぶりな態度とりやがってと怒るサイトと、頑張ってるのに無視されて怒ったルイズは喧嘩してしまい……
ルイズはそれに対するあてつけとしてかロマリアの神官と──
こんな感じで今回は前半はお互い喧嘩したりとしていたが……
きょ、今日はあなたがご主人様にゃんッ!
反省したルイズはデルフリンガー(剣)と相談してサイトのご機嫌をとることに……
そうしてネコミミエロルイズが生まれたのであった。
ラストがヤバイ
ラストの展開がすごい。ゼロ魔名シーンTOP3にランクインするであろうことは間違いなしの展開、こういう熱くて涙流れる展開たまりません。
ラブあり、エロあり、燃えあり、泣きあり、と今巻は最高だった。
S+

関連エントリー
ゼロの使い魔 1巻ゼロの使い魔 2巻 風のアルビオンゼロの使い魔 3巻 始祖の祈祷書ゼロの使い魔 4巻 誓約の水精霊ゼロの使い魔 5巻 トリスタニアの休日ゼロの使い魔 6巻 贖罪の炎赤石ゼロの使い魔 7巻 銀の降臨祭